アクティビティ履歴は、どのようなアプリやサービスを使用したか、どのファイルを開いたか、どの Web サイト閲覧したかなど、デバイスで行った操作の記録に役立ちます。アクティビティのタイムラインを確認することで、Microsoft Word 文書、Cortana、Microsoft Edge などの中断した箇所から作業を再開できます。今後はこの機能が Windows の他の部分にも適用されます。Microsoft は、さらに個人に対応したエクスペリエンス (使用時間の長さに基づいてアクティビティを順序付けるなど) や関連性の高い候補 (アクティビティ履歴に基づいてユーザーのニーズを予測するなど) をユーザーに提供できます。
Microsoft アカウントでデバイスにサインインし、アクティビティ履歴を Microsoft に送信する設定を有効にした場合は、クロスデバイス エクスペリエンスを有効にするために Microsoft によってアクティビティ履歴が使用されます。このため、デバイスを切り替えてもアクティビティに関する通知を確認し、再開することができます。たとえば、別の Windows 10 デバイスを使用している場合や iOS または Android デバイスで特定の Microsoft アプリを使用している場合も、アクティビティ履歴を Microsoft に送信できます。このように別のデバイスで開始したアクティビティも、普段の Windows デバイスで続行できます。
アクティビティ履歴を Microsoft に送信する設定が有効になっている場合は、Microsoft の製品およびサービスの品質を向上させる目的にもアクティビティ履歴が使用されます。このとき、お客様全般によってどのように製品やサービスが使用されているのかをより深く理解できるように、機械学習の手法が適用されます。また、お客様による使用時にどのような箇所でエラーが発生するのかが診断され、問題解決が図られます。
アクティビティ履歴を Microsoft に送信する設定を有効にしなかった場合も、操作内容を追跡できるように、アクティビティ履歴がデバイスにローカル保存されます。お使いのデバイスでアクティビティのタイムラインを確認することで、Cortana や Microsoft Edge などの中断した箇所から作業を再開できます。
Windows にはこれ以外にも、診断データの設定など、アプリのアクティビティや閲覧履歴を Microsoft に送信するかどうかを制御するプライバシー設定があります。
アクティビティ履歴を Microsoft に送信してアクティビティ履歴をデバイスにローカル保存する設定をオフにし、デバイスのアクティビティ履歴を消去する操作は、[スタート] > [設定] > [プライバシー] > [アクティビティ履歴] でいつでも行うことができます。
Microsoft アカウント用にクラウドに保存されたアクティビティ履歴データは、account.microsoft.com/privacy/ でプライバシー ダッシュボードにサインインして、いつでも管理できます。
プライバシーを尊重しつつエクスペリエンスのパーソナル設定を行うために、このデータが Microsoft の製品とサービスによってどのように使用されるかについては、aka.ms/privacy で Microsoft のプライバシーに関する声明の全文をご覧ください。